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人と人の関係

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「治したくない」 という本を読みました。
ざっくりいうと 退院を迫られた精神科の患者さんたちが いかに地域で暮らしていくかという内容です。
これはノンフィクションということで 登場人物は ほぼ実名で記載されています。
それは もちろん患者さんも。

今まで施設や病院で働いてきて たくさんの事例や症例研究みたいなのを見ましたが たいてい仮名やイニシャル表記です。
もちろん 実名の場合もありましたが あくまでも外には出さない物であるし 口外もしないという前提でした。
なので あ~ こういう形で ここに この人が生きていますよっていう表現もあるのかと 少々おどろきました。
そこである疑問が浮かびます。 果たして 書かれたご本人は あまり自分にとって素敵ではないエピソードであっても 実名で書かれることに同意できたのか? ということでした。
これは精神疾患の有無に関わらずですが 人の気持ちは気分によって変わります。
よっぽど熟慮したうえで同意しない限りは 半永久的に残りますし 自分に近しい人の記憶にも鮮明に残るものになります。登場している人たちが自分で意思決定ができたのか? エピソードを読む限りでは疑問が残りました。

もうひとつは これは医療の話ではないのではないのかな?っていう疑問です。
画像を拡大して頂くと読めますが 帯には医師の言葉として 治したくない あとは仲間に直してもらえ という一文があります。
この 仲間に直してもらう という部分は 生活の中での人との関り と私は理解しました。
そうなると 生活を援助する 実際に介入して補助するというのは福祉なんですよね。
障碍者施設やお年寄りの施設で働いている方は 私はこの方のいう 仲間 に相当すると思っています。
実際に生活援助や介護の現場では 看護 介護職員との関りで落ち着きを取り戻したり 生活の質が上がる方も多くいます。
これが 治してもらう に相当するのかと思いました。
ただ どうしてもそれだけでは補えないからこそ 医療は必要だし福祉と並行して利用されるものだとも思います。

この本を読んで ひとつのロールモデルとして頭においておくことは良いことだと思います。
人と人が関わることでしか生まれてこないものもあるし 人の心に何か響くものを伝えることもできないというのが理由です。

ただ この舞台は北海道の浦河です。環境的にも恵まれていると思いますし 都会の中で同じことを求められたとしても
なかなか難しいんだろうとも思いました。実際問題としてですが 自分が暮らしている環境の中でも 精神疾患を抱えた方がトラブルを起こすことは珍しくはないですし。そうならないように どうケアして地域で暮らしていくのか? それは 個別の環境の中で模索すべきことなんですよね。じゃあ そういう人は浦河に行けばいいじゃんとか そういう短絡的な話ではないんですよ。
この点については なぜノンフィクションで書かれたのかを 明確に伝える補足が必要だとも感じました。

この本で感じるのは このグループホームで暮らす人たちは生き難い でも ここには居場所があるということなんだろうと想像します。
ただ 私たちも感じるポイントは違えど 生き難い世の中だな と思うのは同じことかと思います。
生き難い理由が精神疾患である という視点がこの本であるなら 精神疾患以外の人は生き易いという極論にもなっちゃいますね。
生き難さというのも 人が人の中で暮らせば 多かれ少なかれ誰もが感じることですし そこに医療や福祉を必要とするかしないか
そういった違いなのではないかと思いました。喫煙者である私には ものすごく生き難い世の中です。
これも ニコチン中毒とか依存症といわれたら 私も治療が必要な人 になるわけですね。
この本質は 人を型にはめるな っていうことだと思うのですが 少し視点が違うようにも思いました。
結果として引用された患者さんのエピソードは 関わったスタッフがいかに意識を変えたのかに必要なもの であって 患者さんの人生に寄り添っているとは思えませんでした。

こういうジャンルっていうのは捉え方が難しいですね。読む側の背景によって 感じることはまったく変わるとも思います。
だからこそなのですが もう少し誰に何を伝えたいのかを 明確に打ち出して欲しかったかな。
丸投げしている感じで ただの医師やスタッフへの礼賛本になってしまっているのが残念です。






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