禅の本にあった言葉を思い出しました。
両忘っていうのは 良いと悪い とか 両極な物の見方を忘れれば
人の心は平らで居られる というような意味だったと思います。
悪いを知る尺度になるのが良いだとしたら
良いを知るには悪いが存在しないと この世に良いは無くなるのかもしれません。
人の心にも必ず良い自分と悪い自分が共存していて
どっちを大きく育てるのかが問題だという話もありますよね。
勧善懲悪というのも 善を勧めて悪を懲らすという意味なら 悪の存在を完全否定してはいないですよね。
あくまでも善は勧めるものであって 悪を駆逐するとまでは言ってない感じがします。
でも なんだか考え込んでしまったり 人が揉めちゃったり怒ったりしている時って
どっちが正しいとか あれは間違っているとか
白か黒かっていう考えに陥ってる時かもしんないですね。
白いとこもあるし 黒いとこもある とか
合ってることもあるし 違ってることもあるとか どっちもあるよねって考えてみたり
どっちにも偏らないのが両忘なのかな。
先日 ツイッターで汚染された血が欲しいのかとか 農家の中傷みたいなことをして
市議の職を追われた女性がいらっしゃいました。
彼女は自分の善の立場から物を言っていたのでしょう。
でも 自分が善と思うことが 万人の立場にマッチするかどうかまでは
アタマの中になかったのかもですね。
両方忘れるか 両方をちゃんと見据えるか出来てたら
こんな失敗をすることもなかったし 人を傷つけることもなかったでしょうにね。
きっと正解か不正解か 善か悪か。
どっちかで答えが出ることの方が少ないのかもしれません。
だから何だよと言われても 別に何でもないんですけど。
ぼんやり思い出したので書いてみました。
オチはありませんのです。(・ω・)
スポンサーサイト